インフルエンザのお話

インフルエンザワクチンの増量について。本当にこの予防接種、効果があるのか?

インフルエンザのワクチン接種量の増量について。 今回インフルエンザワクチンの量は、〜2歳 → これまでは1回「0.1〜0.2ml」だったのが1回「0.25ml」へ増えた。 3歳〜 → これまでは1回「0.3ml」だったのが1回「0.50ml」へ増えた。というのがおおざっぱな変更…

インフルエンザワクチンの予防接種は効くのか効かないのか。有効か無効か。効果について。

この件を語りだすと非常に長い話になります。これについて考え出したのもだいぶ前からですし、正しい結論と言えるものがあるわけではありません。ただかなり確からしく言えることがあり、それは、 「ワクチンを打ってもかかる」という人が他の水ぼうそう・麻…

鳥インフルエンザって?(今回の新型は「鳥」ではなかった)

鳥インフルエンザというのはよく聞きますが、それは、「A型」インフルエンザウイルスが鳥類に感染して起きる「鳥類の」感染症のことです。家禽類のニワトリ・ウズラ・七面鳥等に感染して非常に高い病原性をもたらすと言われています。 このうち「H5N1亜型」…

インフルエンザウイルスの構造

「H」とか「N」とかが分かったところでもう一度インフルエンザウイルスの構造を見てみましょう。A型ウイルスの粒子の表面にはスパイクのように突き出ている、 赤血球凝集素ヘマグルチニン(HA)ノイラミニダーゼ(NA) という蛋白質があり、それを略し…

A型インフルエンザウイルスの宿主とその動物から分離された亜型

図は、A型インフルエンザウイルスの宿主とその動物から分離された(括弧内は感染が確認された)亜型です。これを見ると、野生のカモからは、H1〜H15、N1〜N9が分離されますが、ヒトH1N1、H2N2、H3N2の亜型が、ブタではH1N1、H3N2が分離されており、感染する…

インフルエンザの「H1N1」などのHやNってなんでしょうか?

インフルエンザの亜型で「H1N1」などという時の「H」とは、HA:ヘマグスチニンのことで、「赤血球凝集素」と言います。「N」とは、NA:ノイラミニダーゼのことです。

インフルエンザの「亜型」。

インフルエンザウイルスの粒子の表面にあるタンパク質によって分けられた型別を亜型と言います。よく言われる、「H1N1」とかいうあれです。 Hは1から15まで、Nは1から9まであります。この「亜型」はA型での話で、B型やC型には亜型はありません。

インフルエンザの型(A型、B型、C型)

インフルエンザの型にはどんなものがあるかご存知でしょうか?「A型」、「B型」、「C型」があります。ウイルスの粒子の内側にあるたんぱく質の種類によってA型、B型、C型と分類されます。B型とC型は主にヒトのみに感染しますが、A型はヒト以外にも広く…